2015年2月27日金曜日

嘘のような本当の話!!


保護者のゆるぎない教育方針が子供の英語力に強く影響を及ぼした実例を紹介したい。

日本に子ども英語教育がまだ普及していなかった時、あるTV番組が日本語でなく英語で子育てをした知人の日本人夫婦を取り上げていた。当時では極めて珍しかったからである。夫婦とも有名大学のESSクラブ員であったので英語力は十分だった。

驚くべきことか、あるいは当然の結果なのか子どもは英語がペラペラになった。公園で幼い彼が近所の日本人の子どもたちに近づくと「英語モンスターが来た!」と逃げまどう彼らの姿をTVは映し出していた。笑い転げた記憶がある。「子供と英語教育」を考えるたびに思い出す嘘のような本当の話である。

英語脳


近年、英語を効率よく学習するためには「英語脳」状態を早く作ることが大切だと耳にするようになりました。ネイテイブ英語話者は英語を英語として日本人は日本語を日本語として理解する状態を指します。いいかえると、「英語脳」状態とは英語を英語としてイメージしそのまま理解することです。

従来からトーキングキッズ教室は生徒が「英語脳」状態になるレッスンを展開してきました。日本語に翻訳する時間を与えないために授業での質疑応答は速いスピードで行われます。また、瞬間即答力を鍛えるために大量の英語での質疑応答練習が行われます。そしてフルセンテンスでの受け答えです。まさに「英語脳教授法」と呼ぶにふさわしいのがトーキングキッズの教え方です。

2014年12月24日水曜日

急がば回れ


子どもに英語教育プログラムを提供する際に無視できない検討項目がある。第一に子供の中期・長期記憶力の低さである。「子どもは覚えるのは早いが忘れるのも早い」と言われる所以である。第二に、日常生活では英会話を全く必要としない日本国内の環境である。

こうした実情を考慮すると、一時的な学習成果ではなく着実に実力がつく繰り返し学習が多い英会話教育プログラムが小学生には求められるのでないだろうか。スパイラル式で「基礎力養成」に徹するトーキングキッズの長期学習プログラムに注目するのは正にこの点にある。

2014年11月26日水曜日

思わぬ余波!?

 グローバル人材の育成を求める声が高まる中、英会話教室では未就学児クラスの人気が急上昇。英会話学習を開始する子どもの低年齢化が続いている。英語検定試験協会によると、25年度の志願者の内、5歳以下の未就学児は約2,500人で、小学生は約22万人である。

また、入試に英語を取り入れる私立中学校も増加している。入試の選択科目に英語を取り入れ始めた私立中学校長は、「英語が5年生から教科になれば、入試に英語を取り入れる私立中学は爆発的に増えるだろう」と予想する。小学校英語を3年生に前倒し、5年生から教科とする「英語教育の早期化」が思わぬ余波を生み出している。

2014年10月31日金曜日

継続は力なり

 全国的に英検に合格する小学生が増加中であることは知っていたが、その実例を見聞した。ある子ども英会話スクールで英検4級に合格した2名の小学4年生がいた。私が関係しているIECSでも英検3級に合格した小学生が.中学生クラスで学習中とも耳にした。

リスニング力を主として測定する児童英検と異なり、英検3、4級では文字の読み書きの力も求められるので小学生が合格点を取得するのは難しい。小学4年生たちの保護者に尋ねたところ、英会話スクールでの学習歴が10年だった。そして、特別に英検クラスで学習したわけでもなかった。

ただ、英会話スクールで学習している普通の長期継続学習生であった。子どもに英会話を学習させている保護者には大いに参考になる、正に「継続は力なり」の実例である。

2014年9月26日金曜日

うれしい報告

 中学生の8割が小学校外国語活動で行ったことが、中学校外国語科で役立っていると回答。「英語の学習が好き」は78%、また91.5%が「英語が使えるようになりたい」と、文部省の「今後の英語のあり方について」の有識者会議が報じている。

 しかし、課題も垣間見える。小学生高学年生は、学習内容に物足りなさを感じ、「英語の単語の読み」「英語の単語・文を書くこと」をしておきたかったとの声が70%に上っている。小学生高学年生は、抽象度が高まるのに、外国語活動の性質上、体系的な学習でないためである。

それでも、総合的な観点では、今後、大いに期待してもよい心強い報告である。

2014年8月25日月曜日

日本の実用英語教育の羅針盤!!

日本の実用英語教育の歴史は英語検定試験問題の歴史そのものであると言ってよいだろう。文科省が認定していたこともあり、英検は、学校英語に歩調を合わせて発展してきたからである。そして、実用英語分野では中学、高校を少しずつリードしてきた。現在、年間、約230万人が受験し、延べにして8,300万人が受験した日本では最大の英語技能試験である。
なお、10年ほど前に試験内容の大きな改訂があり、特に,二次面接試験では絵を用いて本格的に実用英会話運用力をチェックする試験へと変貌をとげた。今後、日本の英語教育がどの方向に進むかは英検の動向が大いに参考になる。これからも英検の試験問題傾向に注目してゆきたい。