日本の実用英語教育の歴史は英語検定試験問題の歴史そのものであると言ってよいだろう。文科省が認定していたこともあり、英検は、学校英語に歩調を合わせて発展してきたからである。そして、実用英語分野では中学、高校を少しずつリードしてきた。現在、年間、約230万人が受験し、延べにして8,300万人が受験した日本では最大の英語技能試験である。
なお、10年ほど前に試験内容の大きな改訂があり、特に,二次面接試験では絵を用いて本格的に実用英会話運用力をチェックする試験へと変貌をとげた。今後、日本の英語教育がどの方向に進むかは英検の動向が大いに参考になる。これからも英検の試験問題傾向に注目してゆきたい。
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