2016年3月27日日曜日

子供英語講師の達人と認められるための教授技術

TKクラスの授業は様々なNon-Verbal Communication(非言語コミュニケーション)技術を駆使して行われます。それらは、顔の表情、動作、姿勢、身振り・手ぶり、声の高低、話すスピード、目線、などです。生き生きとして充実した子供英語授業を行うためには欠かせない教授技術です。

英語、フランス語が堪能でこども英語教授経験が豊富な中東出身者と話す機会がありました。驚いたことに、彼はこども英会話授業でのNon-Verbal Communicationの重要性を指摘しました。母国でこどもに英語を教えていた時にその教授技術を活用していました。

コミュニケーションには大きく2種類あります。音声言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションです。そして、音声言語に頼らないNon-Verbal Communication(非言語コミュニケーション)は情報伝達分野の立派な学問です。こども英語講師のプロになるには習得すべき必須の理論と技術です。

2016年2月22日月曜日

「Listening &Speaking」に特化した子供英会話教本


トーキングキッズは英語を「聞き、話す」に特化した子ども教育プログラムです。赤ちゃんがどのように母語を習得するかを考えればよく理解できる、コミュニケーションの素地である「聞き、話す」能力養成に主眼を置く子英ども英語教育プログラムです。それは、ごく当たり前な人間の言語習得プロセスでもあります。

世界中、子供が小学校に通う年齢は6歳前後です。母国語を聞き、話す能力が十分に備わってからです。だから、学校教育の目的である文字の読み書き指導がスムーズに行われるのです。トーキングキッズは子供の「聞く、話す」力が十分備わってから「読み、書き」に入ってゆくのが自然と考えております。

2016年1月18日月曜日

「継続は力なり」を可能にする子供英語教本

教育には教育目標の設定が先決です。そして、教育目標に基づいて教育プログラムが作成され教育が実践されます。こうした教育プログラム(シラバス)なしに教育を実践することは避けなければなりません。毎回の授業が行き当たりばったりでその場限りになる危険があるからです。

その点、トーキングキッズ教育プログラムは安心です。教育活動に必要な長期的な観点を十分に考慮に入れております。BOOK1~BOOK12まで12冊、合計120レッスンの子供英語教育プログラムで、小学1年生から始めて小学6年生になるまで6年間継続使用可能です。このような長期間継続学習できる子供英会話教材はめったにありません。外国語習得に不可欠な長期継続学習の重要性を認識している人には受け入れやすい教本シリーズです。

 

日本語と英語のイントネーション・リズムの違い!!

日本語はほとんど抑揚をつけずに言葉を話すのに対し、英語は文章の一部を極めて強く、そのほかの部分を弱く話します。日本語は平たん(フラット)な言葉ですが英語は2~3秒前後のうねりが連続する言葉です。日本語とは根本的に異なります。  

昔の日本人は聞こえてくる英語の音()をそのまま書く術しかありませんでした。辞書はありません。テープレコーダーは存在しません。教えてくれる人は誰もおりません。幼児が母語を学んでゆく過程と同じです。そうすると、“What time is it now?”は日本語的には「掘った芋いじるな」と聞こえてくるのです。実は、「ホワット タイム イズ イット ナウ」よりも「ホッタイモイジルナ」の方がネイテイブには通じるのです。“What are you doing?”は「ホワット アー ユー ドーイング」ではなく、「ワリュ―ドュウーイン」と聞こえます。

このような英語特有の音の変化はネイテイブスピードの英語で自然に生じます。トーキングキッズがネイテイブスピードの授業にこだわる理由です。

こども英会話プログラムと時制


英語には多くの時制があります。その中で、現在時制、未来時制、過去時制が基本時制と呼ばれます。現在、未来、過去は想像しやすいからでしょう。さて、こども英会話はどのような順番で時制を指導するのが適切なのでしょうか?

英会話で使用頻度が最も高いのは「現在時制」です。次は「過去時制」、そして「完了時制」です。文法面では時制によって動詞の形が変化する「過去形と現在完了形」は「現在形」よりも複雑ではるかに難しいとされております。このような時制の難易度と英語の使用頻度を踏まえたカリキュラムでトーキングキッズ生は時制を学習します。初めに「現在時制、現在進行形」、次に「過去時制と完了時制」、最後に、子供には使用頻度の低い未来時制形(will, be going to)です。

 

英語のストーリー学習の意義


トーキングキッズは英文の徹底したQ&A学習が特徴です。また、全カリキュラム120ユニットの過半数が英語のストーリー学習となっているのも大きな特徴です。トーキングキッズ教本のBook7~Book12には長いものでは100文字以上のストーリーが登場します。なぜなのでしょうか?

カリキュラムが言語習得理論に基づいているからです。私たちは、①音、②語句、③文章、④物語、の順番で言葉を学んでゆきます。文章までの学習を終えた生徒がストーリー学習に取り組むのは、理論上、自然なのです。

また、聞き取れる英語量を増やすためにもストーリー学習は最適です。私たちは短い英文なら聞き取れます。しかし、英文が長くなり、英語量が多くなると耳がついてゆきません。この弱点強化にストーリー学習は大いに役に立ちます。トーキングキッズ生が英語のストーリーを大量に学習するのはこうした理由です。

英検面接試験とTKの完全文の受け答え


トーキングキッズの質疑応答法は英検と全く同じです。TKは英検方式を模倣したわけではございません。たまたま同じだったのです。英検では質問文に対して短いYes, Noではなくフルセンテンス(完全文)で答えなければなりません。質問文と同じ文法や構文を用いて長い答えを言います。これで、例えば、受験生は現在、過去、未来,現在完了の時制がわかっているのか、質問文中の語句・表現を正しく聞き取れたのか、等を試験官は判断できます。

英検面接委員を長年務めております。受験生が本当に質問内容を理解しているかを知るにはこの質疑応答方法が最適です。質問に対する受験生の答えがYes, Noだけでは彼らの英語力が判断できません。TK生は英検の二次面接試験でも採用されている大切な応答方式を普段から学んでいます。そして、また、生徒はそれら1つ1つの質疑応答を通して、語彙、表現、または文法を学習していきます